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日向 稜弁護士がわかりやすく解説
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日向 稜
弁護士からの
気をつけよう!
2022/08/01 更新
日向 稜弁護士
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全体として事業者有利な約款ですが、変更する場合には民法の原則に従い、同業他社のような顧客の同意のみなし規定を設けていないのが特徴。また,金融資産が100万円を下回る場合,契約を解除されます。その他の内容は同業他社と同様であることがほとんどなので、FX取引は自己責任が原則であることを十分に認識して取引を行いましょう。
利用規約:2020/09/25改定版、 プライバシーポリシー:2022/04/01改定版。
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項目1:権利関係
●証拠金の額は事業者が自由に変更可能である。変更後の証拠金額は変更前から保有する建玉についても遡及的に適用される(取引約款5条4号)。
●顧客が期限の利益を喪失したときは、事業者は、顧客の取引につき、それを決済するために必要な反対売買を、顧客に事前に通知することなく顧客の勘定において行うことができる(取引約款23条1項2項)。
●事業者は、顧客の損失を限定することを目的として、「取引ルール」に定める条件が成立したときは、事業者の任意で、反対売買を、顧客に事前に通知することなく顧客の勘定において行うことができる(取引約款24条1項 取引ルール)。
●事業者は、債権の期限にかかわらず、事前に顧客に通知すること及び所定の手続きを経ることなく相殺できる(取引約款29条1~3項)。
項目2:解除解約
●顧客が100万円以上の金融資産を有しないと事業者が判断した場合、事業者は、契約を解除することができる(取引約款32条1項4号,3条1項2号(b))。
項目3:あなたの義務・責任
●顧客は,破産手続き開始,本取引に関する債権の差押え等,事業者に対する債務の遅滞等(期限の利益の喪失事由)に該当する事由があった場合には,それを事業者に書面又は電磁的方法によって報告する義務がある(取引約款36条,22条1項,46条)。
●取引価格がインターバンク市場の実勢レートから1%以上乖離した場合(バグレート),取引が無効とされる(取引約款12条5項)
項目4:事業者の義務・責任
●顧客のログインID及びパスワードが第三者に使用され取引が行われたことによって生じた一切の損害について事業者は免責される(取引約款40条1項7項,8項)。
項目5:その他 (プライバシー等)
この投稿は、2023年02月04日時点の情報です。
また、解説にない箇所が重要でない
ということではありません。
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