エンワールド・ジャパン利用規約
林 孝匡弁護士がわかりやすく解説
エンワールド・ジャパン
エンワールド・ジャパン株式会社
林 孝匡
弁護士からの
気をつけよう!
2021/12/22 作成
林 孝匡弁護士
- - -
同一カテゴリの平均
(↓低)
安心レベル
(高↑)
フツーに利用する限り、特に問題は起こらないと考える。
しかし、以下の点に注意が必要。
✔︎ おもてたんと違う!
とならないよう、労働条件など【あなたが】キチンと確認しましょう。
enから出された情報を鵜呑みにしない。
最後の最後は、あなたがガチッと企業に確認しましょう
✔︎ 損害賠償トラブルになったら、弁護士などに相談しましょう
・○円払え(enから請求された場合)
言い値を支払う必要はないし、
・訴えたい!(あなたが損害を負った場合)
enの「一切責任を負いまへんで」を崩せる可能性あり。
「こんだけしか払いまへんで」も崩せる可能性あり。
以上の事項、くわしく知りたい方は解説をご覧ください。
しかし、以下の点に注意が必要。
✔︎ おもてたんと違う!
とならないよう、労働条件など【あなたが】キチンと確認しましょう。
enから出された情報を鵜呑みにしない。
最後の最後は、あなたがガチッと企業に確認しましょう
✔︎ 損害賠償トラブルになったら、弁護士などに相談しましょう
・○円払え(enから請求された場合)
言い値を支払う必要はないし、
・訴えたい!(あなたが損害を負った場合)
enの「一切責任を負いまへんで」を崩せる可能性あり。
「こんだけしか払いまへんで」も崩せる可能性あり。
以上の事項、くわしく知りたい方は解説をご覧ください。
利用規約:2019/01/01改定版、 プライバシーポリシー:2019/01/01改定版。
本レベルは上記サービス自体の評価ではありません。サービスの利用時に、特に知っていて頂きたいレベルを表したものです。
類似のサービスも見てみよう
「転職」
項目1:権利関係
7条3項・12条
サービス全般の知的財産はenのもの。
無断で利用しないよう注意しましょう。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ あなたの権利(押さえておきましょう!)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・あなたの投稿などは、あなたのもの
・あなたの知的財産権です
・勝手に利用されたら「やめてね」と言えます。
項目2:解除解約
5条・7条
イランことをすると、登録抹消されます。
↓ ザッとこんなケースです。
・規約に違反した場合
・6ヶ月以上連絡がとれない場合
・迷惑行為をした場合
・信頼関係を維持できないと判断された場合
・ウソの情報を登録した場合
項目3:あなたの義務・責任
★ おもてたんと違う!
━━━━━━━━━━━━━━
労働条件など、キチンとご自身で確認しましょう
↓ enは、こう言ってます(10条)
・ウチが出す情報、正しいとは限らないんで
・おもてたんと違う!と言われても責任もてませんよ
てなわけで、
enから出された情報を鵜呑みにせず、最後は裏どりしましょう!
■ ID・パスワードの管理は厳重に
3条
あなたの責任で盗まれてサービスを利用された場合、
あなたの行為とみなされてしまいます。
■ やっちゃダメ
7条
禁止事項。
ウソの情報を登録しちゃダメ、など一般的な内容。
何をしたらダメか、ザッと目を通しておきましょう
■ 秘密は守りましょう
9条(機密保持義務)
■ ウチに迷惑かけたら賠償してね
との規定(13条の前半)
しかし。
以下は裁判所が決めること。
✔︎ 本当に賠償する必要があるのか?(あなたの過失・因果関係の有無)
✔︎ 損害額はいくらか?など。
トラブったときは、国民生活センターなどに相談しましょう。
項目4:事業者の義務・責任
▼ 一切責任を負わないよ規定
━━━━━━━━━━━━━━
「あなたに損害が出ても、一切責任を負わないよ」との規定。
↓ この2つ
■ 5条
サービスの変更、停止、終了
■ 10条3項
あなたと第三者とのトラブル
※ これら、常に有効かは疑問
〈理由〉
ケースによっては、消費者契約法8条1項1号・3号に違反している可能性があるから。
enに〈重大な過失〉がある場合「一切責任負わない」はダメ。
たしかに、あなたに非があるかも。
でも、enに〈重大な過失〉がある場合も、ゼロではない。
〈重大な過失〉がある場合、損害賠償請求できます。
✔︎ トラブったときは、国民生活センターに相談しましょう。
========
■ あなたが損害を負った場合
13条の後半
・enに〈過失〉があれば、損害賠償請求できます。
・「ウチはこんだけしか賠償しないよ」としていますが(直接損害)、
・enに〈重過失〉があれば、賠償額の天井をブチ破れることもあります。
キチンと書いてるので誠実な印象(書いてないこと多いので)
むずかしい言葉でいえば、相当因果関係のある損害をすべて請求できる。
✔︎ トラブったときは、国民生活センターに相談しましょう。
項目5:その他 (プライバシー等)
10条5項
■ ん?規約が変更されてるぞ
11条
私に不利じゃねーか?
と思ったら、国民生活センターへ。
なぜなら、内容的に合理的じゃないとダメだから(民法548条の4)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ あなたの個人情報がどう取り扱われるか
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・海外グループ企業に個人情報が提供される
6条
━━━━━━
▼ マメ知識
━━━━━━
■ あなたができる4つの対策
✔︎「わたしの個人情報、どう取り扱われてるの?」と思った場合
以下の請求ができます。
・そちらが持ってる私の個人情報を開示してよ(個人情報保護法33①)
・誰に提供したの?第三者に提供した記録を開示してよ(33⑤)
✔︎ 「勝手に第三者に提供しないでよ」
と請求できます(35③)
✔︎「消してよ」
あなたの個人情報の訂正、削除などを請求できます(34①)
厳密に言えば、あなたの情報が「誤ってるとき」に請求ができる。
でも、情報が正しくても応じてくれるケースが多いと思います。
〈個人の人格尊重〉という個人情報保護法の理念(3条)に照らせば。
✔︎ 「もう、わたしの個人情報を使わないでよ」
以下の場合、利用の停止を請求できます(35①)
・利用目的の範囲を超えて使われている場合
・不適正に利用されている場合
■ Help me!
✔︎...事業者が応じてくれない時
助太刀を求めましょう(第三者機関の力を借りる)
↓ 方法は以下のとおり。
・〈認定個人情報保護団体〉に解決を申し入れる(53条)
この団体が事業者に
「おい!ユーザーからこんな苦情でてるぞ」と言ってくれます。
↓
・ 万が一、解決しなければ〈個人情報保護委員会〉に申し入れる(146条)
以下の権力を持った強力な機関です。
・指導、助言
・報告、立入検査
・勧告
・命令
この投稿は、2021年12月22日時点の情報です。
また、解説にない箇所が重要でない
ということではありません。
ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮して
ご活用いただくようお願いいたします。