Tinder利用規約

岡本 陽平弁護士がわかりやすく解説

Tinder

MG Japan Services合同会社

岡本 陽平 弁護士からの
気をつけよう!

2021/12/22 更新

お使いのブラウザは対応していません。お手数ですが、Canvasに対応したブラウザをお使いください。
権利関係は?  安心レベル4 解除解約は?  安心レベル3 あなたの義務・責任は?  安心レベル3 事業者の義務・責任は?  安心レベル2 その他
(プライバシー等)は?
 安心レベル3
岡本 陽平弁護士 - - - 同一カテゴリの平均
(↓低) 安心レベル (高↑)
マッチングサイト全般に言えることですが、アプリに登録した情報や紐づけた情報(Facebook)などはサイト運営会社に利用されることになりますので、登録・紐づけする情報については自らしっかりと取捨選択する必要があります。また、アプリ内で課金した場合に払い戻しができないこと、マッチングサイトを解約する場合には課金した権利が消滅すること、継続課金している場合でAppStoreなどのような第三者で継続課金等をしている場合にはサイト解約とは別に当該第三者での手続が必要になる点、紛争が生じた場合の責任追及の手続が海外の仲裁手続に限定されいているなどの特殊性がありますので留意が必要です。

利用規約:2021/11/19改定版、 プライバシーポリシー:2022/01/17改定版。

本レベルは上記サービス自体の評価ではありません。サービスの利用時に、特に知っていて頂きたいレベルを表したものです。

類似のサービスも見てみよう

「出会い」

Tinderのポイント解説

弁護士それぞれの観点で
「特に重要なポイント」を解説

項目1:権利関係

マッチングサービス全般に言えることであり、本規約特有のものではありませんが、以下の各点に留意する必要があります。
・アカウント作成により利用者がサービス提供者に承認したFaceboookなどのサードパーティーが運営するアカウントからアクセスする情報や利用者が事業者の提供するサービス上などに投稿等した情報に関する権利はサービス提供者に帰属すること(7. お客様がTinderに付与する権利 )。
・Facebookを使ってログインする場合、利用者がFacebookで公開するプロフィール情報(ただしこれに限定されない)など、一定のFacebookアカウント情報にサービス提供者がアクセスし利用することを承諾すること(3. お客様のアカウント )。
・事業者の提供するサービスに関する提案やフィードバックをサービス提供者に提出することにより、サービス提供者が利用者に報酬を支払わず、あらゆる目的でこれらフィードバックを利用し共有する場合があること(7. お客様がTinderに付与する権利 )。

項目2:解除解約

利用者はいつでもアカウントを解除することができますが、継続課金をしている場合でAppleのApp Storeなどのような第三者が運営する支払いアカウントを使用している場合は、以降の課金を止めるために当該アカウント経由でアプリ内購入の管理が必要です(4. 当サービスの改定と終了 )。
また、利用者が規約に違反した場合には事業者はいつでも利用者のアカウントを解除することができます。その場合、アプリ内購入に対して払戻しを受ける権利が消滅する点(4. 当サービスの改定と終了 )に留意が必要です。
サービス提供者のグループ会社のいずれかのサービスの該当規約に違反した場合にも、利用者のアカウントを解約することがあります(8. コミュニティ規則 )。

項目3:あなたの義務・責任

主に以下のような禁止事項が定められています(「6. Tinderがお客様に付与する権利」「8. コミュニティ規則」)。節度を守って利用する限り特に問題になることは少ないと思われるものの、多数の禁止事項がありますので、サービス利用時には、これらに抵触しないように注意の上で利用いただく必要があります。また、禁止事項は以下事項に限られませんので、「6. Tinderがお客様に付与する権利」「8. コミュニティ規則」についても理解しておく必要があります。
・ サービスに含まれるすべてのコンテンツの商業目的での利用
・サービスを通じて利用できるその他知的財産やコンテンツ等の複写・複製など
・サービスもしくは当サービスに接続するサーバー等に悪影響をもたらす可能性のある方法での利用
・当規約の違反に当たる行為の奨励または促進
・サービス提供者に損害を与えるようなサービスの使用
・他人に対するいじめ、「ストーカー行為」、恫喝、暴力、ハラスメント、虐待または中傷  

項目4:事業者の義務・責任

主に下記の各点においてサービス提供者は免責されています。下記以外でも様々な場面で免責されていますので、これらのことについてしっかりと理解をしておく必要があります。
・利用者はサービス提供者のサインアップに利用する認証情報を秘密にする責任があり、これらの認証を使って発生したすべての活動はすべて利用者の責任となること(3. お客様のアカウント )。
・サービス提供者は、機能の追加や強化を随時実施するほか一部機能を削除することがあり、利用者の権利や義務に重大な影響を与えないような活動については事前通知を行わない場合があること(4. 当サービスの改定と終了 )。
・サービス上またはサービス外でのメンバーの行動に対してサービス提供者は責任を負わないこと(5. 安全の確保:お客様による他のメンバーとの交流について )
・サービス提供者は、利用者、別のメンバーまたは第三者がサービスを通じて投稿、送付または受領するコンテンツに対して一切責任を負わず、サービスの利用を通じて取得した題材は利用者自身の裁量とリスクで入手したものであること(12. 免責事項 )。

また、以下の通りサービス提供者に対する損害賠償責任が限定されている点に留意が必要です。
・サービス提供者等は罰則的損害賠償責任は負わず、サービス提供者の利用者への責任総額は、アカウントを保有中にお客様が当サービスに対してサービス提供者に支払った金額および100米ドルを超過しない(14. 賠償責任の制限 )。

項目5:その他 (プライバシー等)

本規約において特に留意すべき点として以下の点がありますので、留意が必要です。
・サービス提供者が本規約に違反するまたはサービスの評判を害するコンテンツの一部または全部を削除することがあること(7. お客様がTinderに付与する権利 )。
・通常、購入代金はすべて払戻不可であり、利用期間途中における払戻しや入金はないこと(10. 購入 )。
・アプリ内購入を通じて自動継続定期購入を申し込む場合、キャンセルのお申し出があるまでプランの代金が利用者のお支払い方法に継続的に請求されること。プランがサービス提供者もしくはサードパーティーアカウントで解除またはキャンセルされるまで利用者のお支払い方法を使用して支払われた料金はすべてサービス提供者が保有すること(10. 購入 )。
・当サービスから生じた紛争等の解決方法が、原則としてJAMSによって執行される拘束力のある仲裁であること(15.仲裁、集団訴訟を起こす権利の放棄および陪審審理を受ける権利の放棄)。適用される法律は米国連邦仲裁法であること(16.準拠法 )。

この投稿は、2022年07月21日時点の情報です。

また、解説にない箇所が重要でない
ということではありません。

ご自身の責任のもと適法性・有用性を考慮して
ご活用いただくようお願いいたします。

事業者様へ

ご意見・ご要望はこちら

ユーザーの皆様に、ルールを伝えるための
お手伝いをさせてください